目立たない

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 時々はっとするような目立たなさを自然に身につけたひとを見かけることがある。液晶やブラウン管では、目立つことに向かって熱狂しているようであるが、TVは一切観ないし、そういう猛進には興味が失せて久しい。

 なにをどうと説明することがむつかしいが、所作や仕草といった立ち振る舞いに、特徴があるわけではないし、体つきや顔が美形というわけでもない。ショーウインドーをなんとなくみつめているだけの、一瞬に、こちらがなぜかはっとする。

 ブスだ美人だ、イケてる、イケてないなど、人間をその外見であれこれ判断する知覚のほとんどは、自らの感性とは言えない。馬鹿馬鹿しいことだが、最近になって、なるほど、見合い結婚というものも、一理どころか、よくできた婚姻のシステムだと、その色気について考えさせられることがあった。

 認識の検証と決心のようなことをあるがままに淡々と行っていると、それによって目の前に顕われるあるいは広がる出来事も、目立たない、何気ない、変哲の無いものに落ち着く。これでいいと思うことが、まだ自身が、自然の一部になりきっていないところか。
 

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このページは、picturemusicが2010年1月16日 08:46に書いたブログ記事です。

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