Posted on 31st March 2010No Responses
Rachmaninoffのレンズ

 Arthur Rubinstein (1887~1982) の、Rachmaninoff (Серге́й Васи́льевич Рахма́нинов 1873~1943) : Prelude In C Sharp Minor, Op. 3/2, “The Bells Of Moscow” を繰り返し聴きながら、RubinsteinとRachmaninoffの年譜を辿りつつ、どういうわけか、「Rachmaninoffの(と云う)レンズ」という言葉が生まれた。言葉にとりたてた意味等ないが、ほぼ同時期を生きたふたりの人間の音がどこかレンズのように時代の光を集めてぼんやりと届けているような気は確かにした。
 16歳のキエフ音楽院卒業時にピアノ協奏曲第3番を弾いた、Vladimir Samoilovich Horowitz (1903~1989)のほうが、レンズの絞りの役割のレヴェルが上のような気もするが、CDの確認は後日とした。
Horowitz(age 83) – Scarlatti Sonata L33 (Moscow 1986)
Chopin / Horowitz
 

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